【豊中】税理士が相続対策の目的を解説

「相続人の負担を軽くしたい」「スムーズに相続させてあげたい」といった想いがある場合は、相続対策を生前に行うことが大切です。

こちらでは、豊中のきたおく税理士事務所が、相続対策の目的を解説いたしますので、被相続人の方はぜひともご覧ください。また、相続手続きに関する情報もお伝えしますので、相続人の方も併せてご確認くだされば幸いです。

相続対策の目的:節税と円滑な遺産の相続

相続対策の目的:節税と円滑な遺産の相続

相続対策には主に2つの目的があります。それは「節税」と「円滑な遺産の相続」です。

相続対策の目的1:節税

ここで挙げる節税とは、相続税を合法的に軽減することを指します。相続税は、相続する財産の価値が高くなるほど納税する額が増えるのが特徴です。そのため、相続財産の評価額を下げたり、生前贈与などで相続財産を減らしたりすることで、相続税の負担を軽減できます。

具体的な節税方法としては、以下のようなものがあります。

  • 暦年贈与の活用(年間110万円まで非課税)
  • 生命保険の活用
  • 教育資金や結婚、子育て資金の一括贈与

相続対策の目的2:円滑な遺産の相続

円滑な遺産の相続とは、相続人同士のトラブルを防ぎ、スムーズに財産を引き継ぐことを意味します。これには以下のような対策が有効です。

  • 遺言書の作成
  • 家族会議の開催
  • 財産目録の作成と定期的な更新
  • 生前贈与による財産分配

相続対策を行う際は、以下の点に注意が必要です。

  • 過度な節税は税務署に否認されるリスクがある
  • 老後(被相続人)の生活資金とのバランスを考慮する
  • 相続人全員の納得が得られる公平な分配を心がける

相続対策は早めに始めることが重要です。専門家のアドバイスを受けながら、計画的に進めていくことをおすすめします。

早期からの対策の必要性

早期からの対策の必要性

効果的な相続対策を行うためには、早い段階から計画的に準備を進めることが重要です。

早期からの対策が必要な理由として、以下の2点が挙げられます。

相続税の節税効果を最大化できる

生前贈与や不動産投資など、多くの相続対策は時間をかけて実施することで効果が高まります。例えば、暦年贈与を活用する場合、毎年110万円までの贈与を非課税で行えるため、長期間にわたって実施することで大きな節税効果を得られます。

相続人との合意形成に時間をかけられる

相続対策には、相続人との話し合いや合意形成が欠かせません。早期から対策を始めることで、十分な時間をかけて家族会議を重ね、円滑な資産承継の方針を決定できます。

相続対策は、被相続人が健康なうちに開始することが理想的です。専門家のアドバイスを受けながら、計画的に対策を進めていくことをおすすめします。

資産評価のポイント

相続税の計算において、資産評価は非常に重要です。正確な評価額を把握することで、適切な相続対策を行えます。ここでは、主な資産の評価方法とポイントを解説します。

不動産の評価

不動産の評価方法は、土地と建物で異なります。

  • 土地:土地の用途による区分ごとに評価されるのが基本。評価方法は、「路線価方式」と「倍率方式」などがあります。
  • 建物:固定資産税評価額で評価されるのが基本。市町村役場で調べることで、固定資産税評価額は把握できます。

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通常取引価額の7割で評価されるのが基本です。

美術品や骨董品の評価

美術品や骨董品は、売買実例のあるものはその取引価額で評価されます。そのほかの品物は、専門家の意見を参考に評価されるのが一般的です。

資産評価は複雑で専門的な知識が必要です。実際に評価をする際は、税理士に相談することをおすすめします。税理士であれば、適切な評価方法を把握しているため安心して任せられるでしょう。

申告書作成時の注意点と専門家の活用

申告書作成時の注意点

相続が発生した場合、相続人は様々な手続きを行わなければなりません。その一つが、相続税の申告です。相続税の基礎控除を超えるほどの遺産があった場合、期限以内に相続税申告書を作成して提出しましょう。

相続税申告書の作成は複雑で、間違いが起こりやすいです。以下の点に注意しましょう。

財産の洗い出し

預貯金、有価証券、不動産など、被相続人の全ての財産を正確に把握します。

財産評価

財産の数を把握できましたら、次にそれらを評価しなければなりません。

控除の適用

基礎控除や配偶者の税額軽減など、適用可能な控除を漏れなく確認します。

期限の厳守

相続開始を知った日の翌日から10か月以内に申告する必要があります。

これらの複雑な作業を正確に行うには、税理士などの専門家の協力が不可欠です。税理士は以下のようなサポートを提供します。

  • 財産の評価や控除の適用に関する専門的アドバイス
  • 申告書類の作成補助
  • 税務署との交渉や質問への対応

税理士に依頼することで、申告漏れや計算ミスを防ぎ、適切な対応が可能です。また、相続税に関する最新の法改正情報を税理士は把握しているので、任せることで安心して申告できます。

相続税の申告代理は税理士にお任せ

相続税の申告は複雑で専門的な知識が必要なため、多くの方が専門家に依頼します。しかし、相続税の申告代理を行えるのは税理士だけであることをご存知でしょうか。

実は専門家といっても、それぞれ対応できる範囲に違いがあります。以下をご覧ください。

弁護士:相続手続き全般、裁判所での手続き

司法書士:相続登記

行政書士:遺産分割協議書作成、役所提出書類作成

税理士:相続税の申告代理

このように、相続に関する専門家はそれぞれ得意分野が異なります。税理士は税金の専門家です。そのため、相続税の申告であれば、適切な対応ができます。

税理士に相続税申告を依頼するメリットは以下のとおりです。

  • 財産評価の適正化:土地や建物など、評価方法が複雑な財産の適切な評価
  • 控除の最大活用:様々な控除制度を熟知し、最大限の節税効果を得られる
  • 申告書類の正確な作成:記入ミスや漏れを防ぎ、適切な申告が可能

相続税は自己申告可能です。しかし、専門知識がなければ適切な評価や控除の適用が難しい場合があります。特に、相続財産に不動産が含まれる場合や、複雑な家族関係がある場合などは、税理士への相談をおすすめします。

また、税理士に依頼をする際は、各事務所の得意分野をご確認ください。税理士といっても、得意としている分野は異なります。相続税に強い税理士であれば、知識に加えてこれまでの経験を活かしたサポートが可能です。

相続対策・相続税申告を行うのであればきたおく税理士事務所へ

相続対策を行う目的は、「節税」と「円滑な遺産の相続」です。被相続人が生前に相続対策を行うことで、相続人の負担を軽減しつつ円滑な相続を実現できます。

相続対策を行う際は、早めの対応がおすすめです。対応が遅いと、狙ったとおりの結果になりにくいので注意しましょう。

相続対策をする際は、資産評価を行う必要があります。資産評価は、専門家でないと適切に行うのが難しいのでぜひとも税理士にご相談ください。

また、相続が発生した場合、遺産次第では相続税申告を行わなければなりません。ご自身での対応が難しいと感じた場合は、税理士にご相談ください。税理士は、税金の専門家ですので、適切な対応が可能です。

豊中で相続対策・相続税申告について相談したい方は、きたおく税理士事務所にご連絡ください。相続に詳しい税理士が、お客様のお話に耳を傾け、適したサービスを提供いたします。

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